サクッと予想するクラスターカップ2022
みなさんこんにちは。
岩手県は盛岡競馬場で開催されるクラスターカップの予想をしました。
ダート1200mで施行されるスプリント戦です。
8月11日に行われたブリーダーズゴールドカップはプリティーチャンスを本命とし、結果は2着と悔しい結果となりました。
勝馬のグランブリッジは直線で猛追するプリティーチャンスをクビ差しのぎ優勝。
3歳馬優勝という過去にない記録を生み出しました。
今回は本命が優勝できるよう狙っていきます。
クラスターカップの過去傾向
クラスターカップはめちゃくちゃ硬い!
クラスターカップの過去の配当を見てみると、三連単は過去10年間で一度も万馬券が出ない硬い結果となっていました。
なぜなら過去10年間で一度も穴馬が勝利していないどころか、馬券内に絡むことが出来たのが6番人気までと、上位人気しか馬券内に入ることが出来ていないからです。
過去最も三連単の配当が良かったのは2017年の89.4倍で、ブルドックボス(4人気)→ラブバレット(3人気)→サイタスリーレッド(1人気)というものでした。
過去の勝馬で一番人気がなかったのが、4番人気であり、今年も荒れそうにないとなれば、上位人気になる馬から絞っていくので良いと思います。
南関の短距離番長はいるのか?
そしてクラスターカップの特徴として、地方馬が馬券になりやすいという点が挙げられます。
過去にはブルドッボスやラブミーチャンが勝利しています。
この2頭の共通点として、前走は習志野きらっとスプリントを好走していました。
ラブミーチャンは1着、ブルドックボスは3着。
そして共に1番人気に支持されていることも共通しています。
しかし、なぜブルドックボスは3着だったのにも関わらずクラスターカップで勝利できたのか?
それは、ブルドックボスが「短距離戦では致命的な出遅れをしていたのにも関わらず」3着に食い込んでいたからです。
この年の習志野きらっとスプリントの結果は、逃げたスアデラが2着に6馬身差をつけるぶっちぎりの勝利。
そして2番手につけたタイセイバンデットが2着に流れ込むという超前残り展開。
そんな中、出遅れてしまったブルドックボスが3番手を走っていたフラットライナーズを差し切り3着に入着するというとても強い走りをしていたのです。
5分にゲートを出ていれば十分勝利もあったかのような走りをしていました。
地方勢力は1000mのスプリント戦を勝利できる短距離性能を求められるのです。
今年の出走馬を見てみると・・・
いません。
習志野スプリントカップに出走した馬は・・・
いません。
今年は中央勢の人気馬から狙うという方針になりそうです。
前走交流重賞組を狙う
今年は中央勢から狙う方針が決まったところで、では、中央勢はどの馬から狙おうかという話になります。
ここで注目したいのは、過去の勝馬は前走はどのレースに出ていたのかということです。
一覧で見てみましょう。
馬名 | 前走レース | 前走 着順 | 前走 人気 |
---|---|---|---|
リュウノユキナ | 北海道スプリントカップ | 2 | 1 |
マテラスカイ | 北海道スプリントカップ | 2 | 1 |
ヤマニンアンプリメ | 北海道スプリントカップ | 1 | 1 |
オウケンビリーブ | スパーキングレディーカップ | 2 | 1 |
ブルドックボス | 習志野きらっとスプリント | 3 | 1 |
ダノンレジェンド | 東京スプリント競争 | 3 | 1 |
ダノンレジェンド | 北海道スプリントカップ | 3 | 1 |
サマリーズ | プロキオンステークス | 13 | 11 |
ラブミーチャン | 習志野きらっとスプリント | 1 | 1 |
タイセイレジェンド | 北海道スプリントカップ | 2 | 2 |
ぱっと見でわかるぐらいに交流重賞から経由してきた馬が多く優勝しているのです。
その頭数、なんと7頭。
特筆すべきは、過去10年間の半分が北海道スプリントカップから参戦していました。
そして、前走人気について。
過去10年間で前走1番人気の馬が8頭勝利しています。
その内2頭しか前走勝っていない点を見ると、前走勝っているかどうかよりも、人気していたかどうかというほうが重要といえそうです。
傾向まとめ
ここまで過去の傾向をみてきました。
以下まとめ。
・上位人気1~4人気から狙う
・地方勢は狙わない
・前走交流重賞(特に北海道スプリントカップ)
・前走1人気
以上4点がポイントとなりました。
本命馬
そこから導き出される1頭がこちらとなります。
ダンシングプリンス
前走は北海道スプリントカップを逃げ切り1着。
1番人気に支持されたリュウノユキナを抑え、堂々の勝利となりました。
2,3番手についた2頭を振り切っての勝利には目を見張るものがありました。
今回はその時と同じ1番ゲートから、逃げたいダンシングプリンスにとっては連勝を伸ばすチャンスといえるでしょう。
ちょっと待って!リュウノユキナが1番人気なら、ダンシングプリンスは1番人気じゃないでしょ!?
という声が聞こえてきそうなので、補足をしておきます。
たしかに、馬柱を見ると北海道スプリントカップはダンシングプリンス(2人気)、リュウノユキナ(1人気)と表記されており、一見矛盾しているように見えるのですが、出馬表を見ると・・・
なんと、2頭とも単勝オッズ2.2倍と、同率1位となっているのです!
それであれば同じ1番人気として、評価を分けるべきでは?と思われそうではありますが、このオッズには某AIの影響が(おや、誰か来たようだ・・・
閑話休題
逃げたいダンシングプリンスにとって、1枠に入ることが出来たのはかなりのアドバンテージになります。
外枠に入ったジャスティンの存在は気になりますが、さらに外枠のオーロラテソーロが厄介。
そしてクラスターカップの1枠の成績は悪くなく、過去10年で2回勝馬が出ていました。
タイセイレジェンドは逃げ、ブルドックボスは4コーナー3番手といった結果も、追い風となりそうです。
前走のリュウノユキナは馬体重を-12kgと本調子でない可能性もあり、今回巻き返しもありそうですが、枠の利を得たジャスティンの逃げ切りを期待して本命とします。
個人的に、地方競馬と相性の良くないイメージのルメール騎手ですが、リヤンダートスプリントで勝利に導いたように、トップジョッキーとして力をいかんなく発揮してくれることを期待しています。
おすすめ書籍
ザ・ロイヤルファミリー
馬主視点で日本競馬の流れを知る事が出来ます。
ギャンブルだけじゃない、別の視点を持つきっかけとなりました。
競馬に興味があり、何か読みたい人にオススメの一冊です。
小説は少しずつ読むタイプですが、この作品は一気読みしてしまいました。
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