シンザン記念2025|過去10年の傾向データ分析と勝馬予想

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シンザン記念

概要

シンザン記念は、日本競馬史上2頭目の三冠馬であるシンザンの功績を称え、1967年に創設された3歳馬(旧4歳馬)限定の重賞競走です。
正式名称は「日刊スポーツ賞シンザン記念」で、毎年1月上旬から中旬に京都競馬場の芝1600m(外回り)で行われます。
このレースは、クラシックシーズンを目指す若駒たちの重要なステップレースとして位置付けられています。 

シンザン記念は、1967年に創設されて以来、多くの有力馬が出走し、クラシック戦線への登竜門としての地位を確立してきました。
1984年のグレード制導入時にGIIIに格付けされ、以降も多くの名馬を輩出しています。
特に、1997年の優勝馬シーキングザパールは、日本調教馬として初めて海外G1(モーリス・ド・ゲスト賞)を制覇し、シンザン記念の価値を高めました。 

シンザン記念優勝馬とその後の活躍

1. ジェンティルドンナ(2012年優勝)
• 牝馬三冠(桜花賞、オークス、秋華賞)達成
• ジャパンカップ連覇(2012年・2013年)
• ドバイシーマクラシック優勝(2014年)
史上7頭目の牝馬三冠を達成し、名牝としての地位を確立しました。
シンザン記念を制し、その後大きく飛躍した好例です。

2. アーモンドアイ(2018年優勝)
• 牝馬三冠(桜花賞、オークス、秋華賞)達成
• ジャパンカップ、天皇賞(秋)を含むG1 9勝
• 2020年のジャパンカップでは三冠馬2頭を撃破
シンザン記念から本格化し、史上最強牝馬の1頭として語り継がれています。
スターホースへの出世レースとなりました。

3. ミッキーアイル(2014年優勝)
• NHKマイルカップ優勝(2014年)
• 阪急杯、マイルCSなどで活躍し、マイル重賞を席巻
シンザン記念で見せたスピードを武器に、マイル路線のトップホースとして成長しました。

シンザン記念の優勝馬には、その後のG1タイトル獲得クラシック制覇につながる馬が多く見られます。
シンザン記念から牝馬の大活躍(ジェンティルドンナ、アーモンドアイ)が目立つ一方で、牡馬はマイル・スプリント路線での成功が多いです。
ここをステップに素質を開花させる馬も多いため、シンザン記念勝利馬にはその後も注目すべきでしょう。

過去配当

単勝馬単3連複3連単
244902,06050,030216,260
233001,4901,2905,520
221,0204,8403,68025,490
211,30021,94013,750118,210
204204,66023,390103,880
1968017,72016,270112,900
182903,1006,98026,730
172,74048,6809,940151,880
162,25013,06095,730671,850
155006,3208,22043,840

シンザン記念は、年明け最初の3歳限定重賞として、若駒たちの実力が未知数な部分も多く、波乱が起こりやすいレースとして知られています。
過去10年間の単勝配当を見ると、最低290円(2018年)から最高2,740円(2017年)と幅広く、特に2016年と2017年には2,000円を超える高配当が出ています。
また、三連単の配当では、10万円を超える高配当が6回も出ており、特に2016年には671,850円という高額配当が記録されました。
これらのデータから、シンザン記念は波乱含みのレースであり、人気薄の馬にも注目する必要があると言えます。 

過去10年で馬券になった馬

着順人気馬名所属
2413ノーブルロジャー
21エコロブルーム
317ウォーターリヒト
2312ライトクオンタム
23ペースセッティング
34トーホウガレオン
2214マテンロウオリオン
22ソリタリオ
33レッドベルアーム
2114ピクシーナイト
28ルークズネスト
32バスラットレオン
2012サンクテュエール
25プリンスリターン
39コルテジア
1914ヴァルディゼール
210マイネルフラップ
32ミッキーブリランテ
1811アーモンドアイ
27ツヅミモン
34カシアス
1718キョウヘイ
24タイセイスターリー
31ペルシアンナイト
1618ロジクライ
22ジュエラー
311シゲルノコギリザメ
1512グァンチャーレ
29ロードフェリーチェ
33ナヴィオン

過去データから分析した好走傾向

1. 栗東所属馬を中心視しつつ、美浦所属馬の質を確認

所属着別度数勝率複勝率
美浦2-1-0-14/1712%18%
栗東8-9-10-89/1167%23%

シンザン記念が行われる京都競馬場は、関西に位置しており、栗東トレーニングセンターからのアクセスが容易です。
栗東所属馬は、長距離輸送による疲労やストレスが少なく、万全な状態でレースに挑めるため、全体的な成績が安定している理由でしょう。
一方、美浦所属馬は、関東からの長距離輸送を伴うため、調整が難しく、実力が発揮しづらい傾向にあります。
ただし、美浦所属馬の勝率が高い点は、厳選された実力馬が参戦していることを示しており、出走馬の質に注目する必要があります。

2. 牝馬と斤量の恩恵に注目し、牝馬が有利なレース展開を予測

 着別度数勝率複勝率
3-2-0-16/2114%24%
7-8-10-87/1126%22%

シンザン記念では、牝馬は54kg、牡馬は56kgと斤量差があり、牝馬が有利です。
特に3歳馬は成長段階にあるため、この斤量差が結果に直結しやすいと考えます。

3. 前走クラスや着順を考慮し、勢いのある馬を重視

前走
クラス
着別度数勝率複勝率
新馬2-0-0-9/1118%18%
未勝利0-2-3-21/260%19%
1勝4-4-2-29/3910%26%
OP0-0-0-4/40%0%
G31-0-0-5/617%17%
G20-1-2-8/110%27%
G10-1-3-11/150%27%

前走新馬戦や1勝クラスで勝ち上がった馬が強い理由は、成長曲線がピークに近い馬が多いからと考えます。
特に、新馬戦から直接シンザン記念に挑む馬は、素質が評価されているケースが多く、潜在能力の高さが結果に表れています。
一方、前走がG3の場合、重賞経験があることでレース慣れしており、精神的にも安定しているため勝率が高い傾向にあります。
ただし、G2やG1で消耗した馬は調子を崩しやすく、成績に結びつきにくいと考えられます。

4. 新馬戦や1勝クラスから直行する素質馬を高評価

前走
着順
着別度数勝率複勝率
13-4-5-38/506%24%
21-1-0-6/813%25%
31-0-0-7/813%13%
41-0-1-5/714%29%
5~1-3-4-31/393%21%

前走1着馬が安定して好成績を残す理由は、勢いと状態の良さがあるからでしょう。
特に新馬戦や1勝クラスで勝利した馬は、未対戦の馬たちと同じ舞台で戦うため、勝ち切る可能性が高まります。
一方、前走2着馬が高い複勝率を記録している理由として、能力が高いにもかかわらず展開や僅差で負けた馬が巻き返すケースである事が考えられます。

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予想

本命はリラエンブレムです。

前走新馬戦を評価しました。

新馬戦から安定した走りを見せており、スタートも悪くなく末脚も安定。

2着のスマートミストラルに0.3秒差をつけての勝利というのも高評価です。

ラスト3ハロンは11.7-11.7-11.5と上り調子でまとめており、この点も高く評価しています。

新馬から重賞挑戦とハードルの高さを感じますが、素質の高さ、そして調子の安定感を評価し本命としました。

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