中山金杯
概要
中山金杯は1952年に創設され、当時は「金盃」の名称で行われていました。
1996年より東西の金杯を区別するため現名称に変更されています。
1984年には現在の重賞(GIII)に昇格しました。
毎年、新年最初の中央競馬開催日に行われます。
「金杯」という名称は、年始を祝う特別なレースとして位置づけられています。
中山金杯はハンデ戦です。
有力馬でも斤量が重くなると苦戦するケースがみられました。
また、軽ハンデ馬や上がり馬が活躍するケースもあるため、予想が難しいレースでもあります。
中山金杯を制した馬は、その後も中山競馬場でのレースに強いパフォーマンスを見せることが多いです。このレースをきっかけに中距離の重賞で活躍する馬もいれば、G1路線に進む馬もいるようです。
一方、ハンデ戦特有の波乱もあるため、斤量の軽い伏兵が勝つこともあり、そうした馬はその後の大舞台で通用しないケースも見られます。
過去配当
年 | 単勝 | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|
24 | 780 | 8,030 | 12,230 | 65,470 |
23 | 450 | 6,320 | 8,170 | 44,340 |
22 | 1,590 | 28,410 | 7,500 | 75,640 |
21 | 310 | 2,760 | 18,300 | 64,390 |
20 | 430 | 3,990 | 28,440 | 107,910 |
19 | 840 | 7,950 | 42,070 | 216,370 |
18 | 250 | 1,100 | 5,270 | 18,170 |
17 | 280 | 2,690 | 2,360 | 10,430 |
16 | 490 | 3,160 | 1,850 | 11,190 |
15 | 610 | 2,880 | 3,630 | 16,690 |
過去10年で馬券になった馬
年 | 着順 | 人気 | 馬名 | 所属 |
---|---|---|---|---|
24 | 1 | 5 | リカンカブール | 栗 |
2 | 8 | ククナ | 美 | |
3 | 6 | マイネルクリソーラ | 美 | |
23 | 1 | 1 | ラーグルフ | 美 |
2 | 7 | クリノプレミアム | 美 | |
3 | 2 | フェーングロッテン | 栗 | |
22 | 1 | 4 | レッドガラン | 栗 |
2 | 7 | スカーフェイス | 栗 | |
3 | 1 | ヒートオンビート | 栗 | |
21 | 1 | 1 | ヒシイグアス | 美 |
2 | 5 | ココロノトウダイ | 美 | |
3 | 11 | ウインイクシード | 美 | |
20 | 1 | 2 | トリオンフ | 栗 |
2 | 6 | ウインイクシード | 美 | |
3 | 11 | テリトーリアル | 栗 | |
19 | 1 | 3 | ウインブライト | 美 |
2 | 7 | ステイフーリッシュ | 栗 | |
3 | 9 | タニノフランケル | 栗 | |
18 | 1 | 1 | セダブリランテス | 美 |
2 | 2 | ウインブライト | 美 | |
3 | 10 | ストレンジクォーク | 美 | |
17 | 1 | 1 | ツクバアズマオー | 美 |
2 | 6 | クラリティスカイ | 美 | |
3 | 4 | シャイニープリンス | 美 | |
16 | 1 | 3 | ヤマカツエース | 栗 |
2 | 5 | マイネルフロスト | 美 | |
3 | 1 | フルーキー | 栗 | |
15 | 1 | 4 | ラブリーデイ | 栗 |
2 | 1 | ロゴタイプ | 美 | |
3 | 5 | デウスウルト | 栗 |
過去データから分析した好走傾向
4~6歳が優勢
過去10年間で馬券になった30頭中26頭が4~6歳で出走していました。
7歳以上では馬券内に入ることは難しいようです。
唯一7歳で1着になったのは、22年のレッドガラン。
レッドガランは前走リゲルSを2人気で3着と好走していました。
斤量55kg超が優勢
過去10年間で馬券になった30頭中19頭が斤量55kgを超えていました。
比較的斤量が重いほうが好走する傾向にあるようです。
ハンデ戦のため能力がある馬に斤量が課せられるのですが、能力で押し切れるのかもしれません。
前走1~5着が優勢
過去10年間で馬券内になった30頭中23頭が前走5着以内に入っていました。
前走着順が上位になるほど、好成績を収めやすい傾向にあるようです。
前走6着以下で1着になったのは、
・24年リカンカブール(5人気)前走チャレンジカップ(7人気7着)
・19年ウインブライト(3人気)前走マイルCS(9人気14着)
でした。
2頭とも斤量が55kgを超えており、能力がある馬が活躍していました。
おすすめ書籍
ザ・ロイヤルファミリー
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予想
◎シンリョクカ
中山芝2000mへの適性
シンリョクカは中山競馬場での出走経験があり、特に2024年3月の中山牝馬ステークス(芝1800m)で3着と好走しています。
この実績から、中山の小回りコースへの適性は高いと考えられます。
また、新潟記念(芝2000m)での勝利経験もあり、2000mの距離適性も十分です。
展開面の強み
先行力があり、安定したレース運びができる点が魅力です。
新潟記念では2番手からの競馬で勝利しており、前目の位置取りが有利な中山金杯でもその戦法が活きるでしょう。
斤量面の考察
ハンデ戦である中山金杯では斤量が重要な要素となります。
シンリョクカは前走のエリザベス女王杯で56kgを背負い4着と健闘しており、斤量への対応力は高いと見られます。
中山金杯での斤量設定次第では、さらに有利に働く可能性があります。
総合評価
シンリョクカは中山芝2000mへの適性、先行力、そして重賞での実績を考慮すると、中山金杯での好走が期待できる有力馬と言えます。
特に展開が前有利になった場合、その持ち味を最大限に発揮できるでしょう。
シンリョクカは中山コースの適性もあるし、展開も味方してくれそう!
展開が前有利になったら、全力で勝ち負けいけるっしょ!
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