京都金杯
概要
京都金杯は1963年に前身となる迎春賞として始まりました。
そして、1996年に現在の名称に変更されています。
ハンデ戦の為、出走馬の能力に応じて斤量が設定されます。
そのため、能力差が比較的小さい競走になりやすため、波乱が起きることも珍しくありません。
ハンデ戦の特性上、伏兵が台頭することもあり、予想が難しいレースです。
過去に優勝した馬にはハットトリックやシルポート、エアスピネルの名が挙げられます。
過去配当
年 | 単勝 | 馬単 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|
24 | 1,650 | 9,870 | 7,910 | 54,810 |
23 | 740 | 4,370 | 4,140 | 24,480 |
22 | 1,390 | 24,540 | 25,310 | 194,320 |
21 | 4,330 | 24,740 | 135,900 | 1,228,010 |
20 | 550 | 2,370 | 21,910 | 83,460 |
19 | 220 | 2,530 | 34,980 | 98,580 |
18 | 640 | 3,610 | 1,720 | 11,480 |
17 | 180 | 1,390 | 3,260 | 11,040 |
16 | 610 | 23,080 | 63,710 | 347,310 |
15 | 710 | 4,960 | 12,420 | 69,520 |
京都金杯はハンデキャップ戦のため、斤量により能力の見極めが難しく波乱が起きやすい傾向にあります。
3連単の過去10年の平均配当は10万円を超えていました。
特に21年には10番人気以下が2頭も絡み、100万円を超える大波乱となっています。
過去10年で馬券になった馬
年 | 着順 | 人気 | 馬名 | 所属 |
---|---|---|---|---|
24 | 1 | 8 | コレペティトール | 栗 |
2 | 3 | セッション | 栗 | |
3 | 1 | トゥードジボン | 栗 | |
23 | 1 | 5 | イルーシヴパンサー | 美 |
2 | 4 | エアロロノア | 栗 | |
3 | 2 | プレサージュリフト | 美 | |
22 | 1 | 7 | ザダル | 美 |
2 | 11 | ダイワキャグニー | 美 | |
3 | 2 | カイザーミノル | 栗 | |
21 | 1 | 12 | ケイデンスコール | 栗 |
2 | 2 | ピースワンパラディ | 美 | |
3 | 14 | エントシャイデン | 栗 | |
20 | 1 | 3 | サウンドキアラ | 栗 |
2 | 2 | ダイアトニック | 栗 | |
3 | 14 | ボンセルヴィーソ | 栗 | |
19 | 1 | 1 | パクスアメリカーナ | 栗 |
2 | 5 | マイスタイル | 栗 | |
3 | 11 | ミエノサクシード | 栗 | |
18 | 1 | 4 | ブラックムーン | 栗 |
2 | 3 | クルーガー | 栗 | |
3 | 1 | レッドアンシェル | 栗 | |
17 | 1 | 1 | エアスピネル | 栗 |
2 | 6 | ブラックスピネル | 栗 | |
3 | 5 | フィエロ | 栗 | |
16 | 1 | 3 | ウインプリメーラ | 栗 |
2 | 13 | テイエムタイホー | 栗 | |
3 | 7 | ミッキーラブソング | 栗 | |
15 | 1 | 5 | ウインフルブルーム | 栗 |
2 | 4 | エキストラエンド | 栗 | |
3 | 7 | マイネルメリエンダ | 美 |
過去データから分析した好走傾向
前走上り最速または上位の脚を使った馬に注目
京都金杯では差し追い込みが決まりやすい傾向があります。
前走から今回の差し追い込み馬を見極めるには、前走の上りタイムに注目します。
前走上り最速を記録した馬が過去10年間で3頭優勝していました。
5位以内まで広げると7頭が優勝しています。
特に前走で掲示板内に入った馬が好成績を収める傾向にあるようです。
また、上り6位以下でも3頭優勝していますが、勝率にすると約3%と低い水準となっています。
中穴狙いも良い
人気 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 |
---|---|---|---|
1 | 2-0-2-6/10 | 20% | 40% |
2 | 0-2-2-6/10 | 0% | 40% |
3 | 2-2-0-6/10 | 20% | 40% |
4 | 1-2-0-7/10 | 10% | 30% |
5 | 2-1-1-6/10 | 20% | 40% |
6 | 0-1-0-9/10 | 0% | 10% |
7 | 1-0-2-7/10 | 10% | 30% |
8 | 1-0-0-9/10 | 10% | 10% |
9 | 0-0-0-10/10 | 0% | 0% |
10 | 0-0-0-10/10 | 0% | 0% |
11 | 0-1-1-8/10 | 0% | 20% |
12 | 1-0-0-9/10 | 10% | 10% |
13 | 0-1-0-9/10 | 0% | 10% |
14 | 0-0-2-7/9 | 0% | 22% |
15 | 0-0-0-9/9 | 0% | 0% |
16 | 0-0-0-9/9 | 0% | 0% |
17 | 0-0-0-6/6 | 0% | 0% |
18 | 0-0-0-4/4 | 0% | 0% |
1~3番人気の信頼度はそこそこあるが、4~8番人気の馬の好走率も高くなっていました。
中穴馬券が狙い目ともいえます。
軽斤量の軽ハンデ馬に注意
斤量 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 |
---|---|---|---|
52kg | 0-0-0-6/6 | 0% | 0% |
53kg | 2-0-0-13/15 | 13% | 13% |
54kg | 1-0-5-22/28 | 4% | 21% |
54.5kg | 0-0-0-0/0 | 0% | 0% |
55kg | 2-2-1-22/27 | 7% | 19% |
55.5kg | 0-0-0-1/1 | 0% | 0% |
56kg | 1-2-3-28/34 | 3% | 18% |
56.5kg | 1-0-0-4/5 | 20% | 20% |
57kg | 1-3-0-23/27 | 4% | 15% |
57.5kg | 1-2-1-11/15 | 7% | 27% |
58kg | 1-1-0-6/8 | 13% | 25% |
58.5kg | 0-0-0-1/1 | 0% | 0% |
ハンデ戦ながら、56kg以上の実力馬も高いパフォーマンスを示す一方、53kg以下の軽ハンデ馬が穴をあけることもあようです。
京都金杯はG3のハンデ戦であるため、G2やG1でやや実力不足だった馬や、条件クラスを卒業したばかりの馬が多く出走します。
実績の少ない若馬や成長途中の馬、上昇途中であった馬が斤量の恩恵を受けて好走することがあるのかもしれません。
おすすめ書籍
ザ・ロイヤルファミリー
馬主視点で日本競馬の流れを知る事が出来ます。
ギャンブルだけじゃない、別の視点を持つきっかけとなりました。
競馬に興味があり、何か読みたい人にオススメの一冊です。
小説は少しずつ読むタイプですが、この作品は一気読みしてしまいました。
優駿
オラシオンという競走馬を中心に織りなす人間模様を描いた作品
今まで考えたことのなかった、生産者に興味を持つきっかけとなった作品です。
馬券とは違った角度から、競馬という文化を知ることが出来ました。
予想
◎ゴールデンシロップ
好走ポイントは次にまとめました!
1. 距離適性
過去に芝1600mでの勝利経験があり、京都金杯の舞台に適応できる可能性が高いです。
2. 展開面
差し・追い込み脚質で展開次第では前崩れの展開に乗じられる可能性があります。
今回の出馬表を見る限り、先行馬が多いように見受けられます。
そのため、前半のペースが速くなる可能性が高い。
この場合、後方待機から差し・追い込みの馬が有利になる展開が想定されます。
ゴールデンシロップは差し脚質なので、こうした前崩れの展開になればチャンスが広がりそうです。
前が速くなれば一発決めるチャンスありよ~。
3. 斤量の利
ハンデ戦で斤量設定が有利であれば、勝負に絡むチャンスが増します。
今回は55kgと比較的軽斤量。
軽い斤量がもらえると他の重い馬たちより体力的に楽になります。
とくに差し馬は後半に爆発力を使うので、斤量軽ければ終いの伸びが良くなるでしょう。
まとめ
ゴールデンシロップは1600m得意で展開次第じゃ差し脚質がハマる可能性大と見ています。
大外一気を期待しちゃうね!
ゴールデンシロップがんばれ!
コメント