フェアリーS2025|過去10年の傾向データ分析と勝馬予想

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フェアリーステークス

概要

フェアリーSは中山競馬場で開催される重賞競争です。
格付けはG3。
芝1600mが舞台となります。

1984年に創設されました。
1991年から2007年は芝1200mで施行されましたが、2009年から現在に続く1600mに戻っています。

毎年1月上旬に開催され、クラシック戦線に向けた重要なステップレースとして注目されています。

3歳牝馬限定戦ということで、デビューから間もない馬が多く出走し、キャリアの浅い馬が能力をアピールする場となっています。

中山芝1600mは外回りコースを使用し、最初の直線が長いものの、最後の直線が310mと短く、加えて急坂があるため、スタミナと瞬発力の両方が要求されます。
ペースが速くなりやすく、展開次第で差し馬が台頭することも少なくありません。

フェアリーSはキャリアの浅い馬同士が争うため、実力差が測りにくい点が特徴です。
このため人気薄の馬が馬券に絡むことも多く、3連単が万馬券になるケースが頻発していました。

過去10年で1番人気は1度も勝利しておらず、2桁人気の馬が馬券に絡むことも珍しくありません。

過去配当

単勝馬単3連複3連単
241,26017,22020,780157,970
233,58048,19068,150517,430
227103,4408,25039,100
215509,64024,370120,220
208408,32015,04093,230
197605,4109,49054,740
184605,15010,37046,640
173,60020,00034,060275,620
166809,75015,38079,270
153,49068,30053,320482,170

過去10年で馬券になった馬

 着順人気馬名所属
2415イフェイオン
26マスクオールウィン
34ラヴスコール
23111キタウイング
27メイクアスナッチ
36スピードオブライト
2215ライラック
21スターズオンアース
37ビジュノワール
2113ファインルージュ
28ホウオウイクセル
36ベッラノーヴァ
2013スマイルカナ
27チェーンオブラブ
35ポレンティア
1913フィリアプーラ
24ホウオウカトリーヌ
35グレイスアン
1812プリモシーン
26スカーレットカラー
37レッドベルローズ
17110ライジングリーズン
21アエロリット
37モリトシラユリ
1613ビービーバーレル
210ダイワドレッサー
37ダイワダッチェス
15111ノットフォーマル
28ローデッド
33テンダリーヴォイス

過去データから分析した好走傾向

美浦所属優勢

着別度数勝率複勝率
美浦9-8-10-103/1307%21%
栗東1-2-0-24/274%11%

過去10年で1着馬の9頭が美浦所属馬。勝率は7%、複勝率は21%と、栗東所属馬の勝率4%、複勝率11%を大きく上回ります。

その理由としては 「開催時期と輸送の影響」 が挙げられます。

フェアリーステークスは1月に中山競馬場で行われるため、関東圏に拠点を持つ美浦所属馬は長距離輸送の負担がありません。

一方、栗東所属馬は関西からの長距離輸送に加え、冬場の気候による疲労リスクが高まると予想されます。

前走未勝利組が好成績

前走
クラス
着別度数勝率複勝率
新馬0-0-5-19/240%21%
未勝利4-2-2-29/3711%22%
1勝3-8-1-45/575%21%
OP0-0-0-5/50%0%
G32-0-1-14/1712%18%
G20-0-1-3/40%25%
G11-0-0-11/128%8%

過去10年で前走新馬戦から勝ち馬は出ていません。対して、前走未勝利クラスからは4頭、1勝クラスからは3頭、G3クラスからは2頭が勝利しています。

未勝利クラス組が最も多い理由として、 馬の上昇度とレース間隔 が考えられます。

未勝利戦を突破したばかりの馬は勢いがあり、さらに状態がピークに近い状態でフェアリーステークスに挑むことができます。

1勝クラスやG3組の馬は能力面で優位な場合が多いものの、経験値や状態面での調整が影響し、やや結果がばらつく傾向があります。

また、新馬戦を勝ち上がったばかりの馬は経験不足が否めず、重賞の厳しい流れについていけないことが多いと考えられます。

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予想

本命はレイユールです。

1. マイル戦での安定感

  • 前走(11月17日、東京・芝1600m)の赤松賞(1勝クラス・牝馬限定)で2着(人気2)と好走しています。
  • さらに、新馬戦(9月15日、中山・芝1600m)でも1着(人気3)。デビューからマイル戦を2回走って、〈1着→2着〉と安定しているのが魅力ですね。

2. 鋭い末脚

  • 前走の赤松賞では、最後の直線(上がり3F)が“33.4秒”ととっても速く、一気に差し込んできた脚色が素晴らしかったです。
  • フェアリーステークスは直線での瞬発力勝負になりがちなので、「終いの脚がしっかりしている馬」は大きなアドバンテージがありますよ。

3. まだ2戦だからこその伸びしろ

  • レイユールはこれまで2戦しか走っていませんが、その2回ともマイルを使って2着以内をキープしています。
  • まだキャリアが浅い分、3戦目でぐんとパフォーマンスが上がってくる可能性も十分ありそうです。

4. 休み明けでも期待できる素質

  • 11月中旬から少し間隔が空いていますけれど、前走と同じようにスピードや切れ味を見せるだけでなく、馬体が成長してさらに強くなっているかもしれません。
  • また、関東圏のレースですので、輸送のリスクも比較的少なく、得意条件で力を発揮しやすそうです。

他の馬も要チェック!

  • ミーントゥビー(6番)
    阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)7着からの巻き返しがあるかどうか。
  • ジャルディニエ(3番)
    同じく阪神JFで10着でしたが、マイル適性はありますので侮れません。
  • ホウオウガイア(7番)
    2000mで好走していますが、今回マイルに距離が短くなる点をどう克服するかがポイントですね。
  • ニシノラヴァンダ(14番)
    函館2歳S(GⅢ)2着の実績はあるものの、マイルへの距離延長が課題です。

まとめ

  • フェアリーステークスは、軽い馬場で直線勝負になりやすい傾向がありますので、「一気に伸びる末脚」がとっても大事。
  • レイユールは新馬戦と赤松賞のどちらも芝1600mで結果を出していて、終いの脚がしっかりしているところも強みです。
  • キャリアが浅い分だけ伸びしろも期待できそうなので、「レイユール(8番)」を有力と考えています。

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