AJCC
概要
アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)は、日本中央競馬会(JRA)が主催するGII競走で、中山競馬場の芝2200メートルで行われます。
毎年1月に開催され、4歳以上の競走馬が出走可能です。
このレースは、春のGI競走に向けた重要な前哨戦として位置付けられています。
歴史
AJCCは1960年に創設されました。
当初は中山競馬場の芝2000メートルで施行されていましたが、1972年に混合競走に指定され、外国産馬の出走が可能となりました。
1984年にはグレード制の導入によりG2に格付けされ、2001年には馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳以上」に改められました。
2006年からは国際競走に指定され、外国調教馬の出走も可能となっています。
過去配当
単勝 | 馬単 | 3連複 | 3連単 | |
---|---|---|---|---|
24 | 650 | 2,220 | 3,320 | 16,330 |
23 | 860 | 8,290 | 10,710 | 71,370 |
22 | 780 | 60,920 | 87,240 | 720,760 |
21 | 240 | 1,480 | 5,000 | 14,640 |
20 | 300 | 1,980 | 2,540 | 10,540 |
19 | 3,850 | 11,590 | 11,560 | 123,550 |
18 | 390 | 1,120 | 6,440 | 24,620 |
17 | 1,470 | 5,470 | 3,970 | 28,980 |
16 | 500 | 3,360 | 6,350 | 30,540 |
15 | 1,380 | 20,860 | 20,340 | 169,220 |
過去10年間のAJCCの配当傾向を分析すると、以下のような特徴が見られます。
単勝
最高配当は3,850円、最低配当は240円
馬連
最高配当は34,330円、最低配当は460円
3連単
最高配当は720,760円、最低配当は10,540円
これらのデータから、上位人気馬が安定して好走する一方で、ヒモ荒れ(中穴・大穴馬の台頭)による高配当も見られるレースであることがわかります。
過去10年で馬券になった馬
着順 | 人気 | 馬名 | 所属 | |
---|---|---|---|---|
24 | 1 | 3 | チャックネイト | 美 |
2 | 2 | ボッケリーニ | 栗 | |
3 | 5 | クロミナンス | 美 | |
23 | 1 | 4 | ノースブリッジ | 美 |
2 | 5 | エヒト | 栗 | |
3 | 3 | ユーバーレーベン | 美 | |
22 | 1 | 3 | キングオブコージ | 栗 |
2 | 11 | マイネルファンロン | 美 | |
3 | 4 | ボッケリーニ | 栗 | |
21 | 1 | 1 | アリストテレス | 栗 |
2 | 3 | ヴェルトライゼンデ | 栗 | |
3 | 6 | ラストドラフト | 美 | |
20 | 1 | 1 | ブラストワンピース | 美 |
2 | 5 | ステイフーリッシュ | 栗 | |
3 | 4 | ラストドラフト | 美 | |
19 | 1 | 7 | シャケトラ | 栗 |
2 | 1 | フィエールマン | 美 | |
3 | 5 | メートルダール | 美 | |
18 | 1 | 2 | ダンビュライト | 栗 |
2 | 1 | ミッキースワロー | 美 | |
3 | 8 | マイネルミラノ | 美 | |
17 | 1 | 7 | タンタアレグリア | 美 |
2 | 1 | ゼーヴィント | 美 | |
3 | 3 | ミライヘノツバサ | 美 | |
16 | 1 | 2 | ディサイファ | 美 |
2 | 3 | スーパームーン | 美 | |
3 | 7 | ショウナンバッハ | 美 | |
15 | 1 | 4 | クリールカイザー | 美 |
2 | 7 | ミトラ | 美 | |
3 | 2 | エアソミュール | 栗 |
過去の優勝馬のその後の活躍
ネヴァブション
2009年と2010年のAJCCを連覇した実力馬です。
6歳時に中山金杯5着からAJCCを制し、その後の日経賞でも好走しました。
翌年も同様のローテーションでAJCCを連覇し、ベテランとしての実力を示しました。
チャックネイト
2024年のAJCCを制した馬で、前走のアルゼンチン共和国杯で3着と好走し、AJCCで重賞初制覇を果たしました。その後、函館記念や札幌記念出走しで重賞2勝目を狙うなど、さらなる活躍が期待されています。
まとめ
AJCCは、春のGI戦線に向けた重要なステップレースであり、ここでの好走馬がその後の大舞台で活躍するケースも多く見られます。
配当面では、上位人気馬の安定感と中穴・大穴馬の台頭による波乱の両面があり、馬券戦略を立てる上で興味深いレースと言えるでしょう。
リンクの記事が参考になります。
過去データから分析した好走傾向
全体傾向を確認
人気 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 |
---|---|---|---|
1番人気 | 2-3-0-5/10 | 20% | 50% |
2番人気 | 2-1-1-6/10 | 20% | 40% |
3番人気 | 2-2-2-4/10 | 20% | 60% |
4番人気 | 2-0-2-6/10 | 20% | 40% |
5番人気 | 0-2-2-6/10 | 0% | 40% |
6番人気 | 0-0-1-9/10 | 0% | 10% |
7番人気 | 2-1-1-6/10 | 20% | 40% |
8番人気 | 0-0-1-9/10 | 0% | 10% |
9番人気 | 0-0-0-10/10 | 0% | 0% |
10番人気 | 0-0-0-10/10 | 0% | 0% |
11番人気 | 0-1-0-9/10 | 0% | 10% |
12番人気 | 0-0-0-8/8 | 0% | 0% |
13番人気 | 0-0-0-6/6 | 0% | 0% |
14番人気 | 0-0-0-6/6 | 0% | 0% |
15番人気 | 0-0-0-4/4 | 0% | 0% |
16番人気 | 0-0-0-4/4 | 0% | 0% |
17番人気 | 0-0-0-3/3 | 0% | 0% |
全体の人気傾向
- 1~4番人気の信頼性
- 勝率20%、複勝率40~60%と堅実。特に3番人気は複勝率60%で好成績。
- 上位人気が安定して馬券に絡んでおり、信頼度は高め。
- 5~7番人気の波乱要素
- 7番人気が勝率20%、複勝率40%と、上位人気と同等の成績を残している。
- 5番人気は勝率0%ながら複勝率40%。複勝狙いならチャンスあり。
- 8番人気以下の成績低迷
- 勝率が0%、複勝率も10%以下(11番人気を除く)。
- 9番人気以下は全く馬券に絡んでおらず、穴狙いにはリスクが高い。
5番人気以下の穴馬データ分析
データ集計
- 出走数:90頭(各年10頭×10年)
- 勝率:6.7%(2勝/30レース)
- 複勝率:16.7%(15回馬券内/90頭)
特徴
- 一発狙い向き
勝率は低いものの、複勝率16.7%と一定の波乱要素が存在。特に7番人気(勝率20%、複勝率40%)が穴馬候補として注目される。 - 人気下位馬の成績低迷
8番人気以下は勝率0%で、複勝率も10%以下が大半。9番人気以下の馬券内は極めて少なく、大穴狙いはリスクが高い。 - ハンデ戦・展開次第で激走馬出現
軽ハンデ馬や展開利を受ける馬が、5番人気以下から激走するケースあり。データだけでなく、レース当日の状況や過去の傾向分析が鍵。
考察
- 堅実派の戦略
→ 1~4番人気を軸に据えて、流しやフォーメーションで買うのが安全策。特に3番人気は複勝率60%で信頼性が高い。 - 波乱狙い派の戦略
→ 穴馬候補としては5~7番人気が現実的な選択肢。特に7番人気は激走データが目立つため、要注目!
ただし、8番人気以下は大穴狙いとして割り切る必要あり。
年齢分析
年齢 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 |
---|---|---|---|
4歳 | 0-0-0-7/7 | 0% | 0% |
5歳 | 1-1-2-18/22 | 5% | 18% |
6歳 | 1-1-1-22/25 | 4% | 12% |
7歳 | 0-2-1-12/15 | 0% | 20% |
8歳 | 0-0-1-19/20 | 0% | 5% |
穴馬としての「買い年齢」
- 一番買い! → 5歳
若さと実績アリ。積極的に狙いたい - 穴狙いの隠れ推し! → 7歳
ベテラン勢の意地を感じるデータ。 複勝率20%は侮れない!
枠番分析
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 |
---|---|---|---|
1枠 | 0-0-0-8/8 | 0% | 0% |
2枠 | 0-0-1-9/10 | 0% | 10% |
3枠 | 0-0-0-11/11 | 0% | 0% |
4枠 | 1-0-2-9/12 | 8% | 25% |
5枠 | 0-0-0-10/10 | 0% | 0% |
6枠 | 0-1-0-13/14 | 0% | 7% |
7枠 | 1-2-1-13/17 | 6% | 24% |
8枠 | 0-1-1-17/19 | 0% | 11% |
狙い目ポイント!
- 激推し枠!
→ 4枠・7枠
中枠と外枠の主役級!データ的にも安定感と一発感のバランスが良いから、積極的に狙いたい。 - 注意が必要な枠
→ 1~3枠・5枠
内枠と5枠はほぼ沈黙状態…。馬券に入れるのは相当慎重になった方がいいかも。
前走クラス分析
前走 クラス | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 |
---|---|---|---|
未勝利 | 0-0-0-1/1 | 0% | 0% |
3勝 | 0-0-1-9/10 | 0% | 10% |
OP | 0-0-0-11/11 | 0% | 0% |
L | 0-0-0-9/9 | 0% | 0% |
G3 | 0-4-2-22/28 | 0% | 21% |
G2 | 0-0-1-19/20 | 0% | 5% |
G1 | 2-0-1-16/19 | 11% | 16% |
狙い目はココ!
- 激推し! → G1組
格上の実績馬はやっぱり頼りになる。勝率・複勝率ともにトップクラスで狙い目! - 馬券圏内狙い! → G3組
勝ち切れなくても複勝率が高いのが魅力!波乱の仕掛け役になるかも。 - 厳しめゾーン → OPEN非L・L組
完全沈黙のゾーンは避けていこう。
分析まとめ
1. 全体の人気傾向
- 5番人気以下の勝率は厳しいけど・・・
→ 波乱を狙うなら「一発逆転の複勝狙い」がアツいかも! - 7番人気が注目ゾーン!
→ 勝率20%、複勝率40%!他の人気薄より一歩リードしています。
2. 年齢別のデータ
- 5歳馬が穴馬の主役!
→ 勝率5%、複勝率18%と若い馬の勢いが光る。
逆に4歳・8歳は厳しめだから、ここは思い切ってバッサリいくのもアリ! - 7歳馬は隠れた狙い目
→ 勝ち切れなくても複勝率20%で安定感あり!ヒモ候補。
3. 枠番の傾向
- 4枠&7枠がデータ的に優秀!
→ 4枠:勝率8%、複勝率25%
→ 7枠:勝率6%、複勝率24%
このゾーンに5番人気以下の馬がいたら要チェック。 - 内枠(1~3枠)は不発…
→ 勝率・複勝率ともに厳しいから、思い切って軽視してもOKかも!
4. 前走クラスの特徴
- G1組は穴馬の主役!
→ 勝率11%、複勝率16%でトップ!
格上挑戦の実績馬は必ず注目したい。 - G3組も要チェック!
→ 勝ち切れないけど複勝率21%は魅力的。波乱の仕掛け役になりそう! - OPEN(L含む)はスルーでOK!
→ 完全沈黙で期待値ゼロ!ここは思い切って切るのもあり。
結論
- 7番人気×5歳×G1組 or G3組×4枠 or 7枠
→ この条件に合う馬は全力で注目! - 複勝狙いでじっくり攻めよ!
→ 穴馬狙いは欲張りすぎずに「複勝」で波乱を仕掛けるのがカギ!
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