愛知杯2025|過去10年の傾向データ分析と勝馬予想

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愛知杯

概要

愛知杯(あいちはい)は、日本中央競馬会(JRA)が主催する牝馬限定の重賞競走(G3)で、毎年1月に中京競馬場の芝2000mコースで行われます。

1963年に創設され、当初は4歳以上のハンデキャップ競走として中京競馬場の砂2000mで施行されていましたが、1970年に芝コースが完成してからは芝2000mで行われるようになりました。

その後、施行条件や時期の変更を経て、2004年からは牝馬限定戦となり、冬の中京競馬場を代表するレースとして定着しています。 

過去配当

 単勝馬単3連複3連単
242003,3703,22015,950
233906,1205,50032,220
221,2709,42021,540124,940
216306,17019,07079,590
202,46026,88091,350598,880
193,18015,0409,01099,140
181,16022,26016,650121,160
1750013,05020,920120,440
162,19029,51048,950345,200
15休止

過去10年間(2015年~2024年)の愛知杯の配当傾向を分析すると、波乱傾向が強いレースであることがわかります。

平均3連単配当は170,836円でした。

更に遡ると、2013年には3連単で4,712,080円の高配当が出ています。

これは、ハンデキャップ戦であることや、冬場の開催で馬場状態が変化しやすいこと、さらに牝馬限定戦であるため出走馬の実力差が接近していることなどが要因と考えられます。 

過去10年で馬券になった馬

 着順人気馬名所属
2411ミッキーゴージャス
28タガノパッション
32コスタボニータ
2311アートハウス
27アイコンテーラー
32マリアエレーナ
2217ルビーカサブランカ
23マリアエレーナ
36デゼル
2112マジックキャッスル
26ランブリングアレー
38ウラヌスチャーム
2019デンコウアンジュ
25アルメリアブルーム
311レイホーロマンス
1918ワンブレスアウェイ
21ノームコア
34ランドネ
1816エテルナミノル
211レイホーロマンス
31マキシマムドパリ
1711マキシマムドパリ
210サンソヴール
36クインズミラーグロ
1618バウンスシャッセ
25リーサルウェポン
34アースライズ
15休止

愛知杯の過去の優勝馬の中には、その後も活躍を続けた馬が多数います。

例えば、2022年の優勝馬ルビーカサブランカは、同年のチャレンジCで2着、翌年の函館記念で2着好走。

2021年の優勝馬マジックキャッスルは、同年の阪神牝馬Sで2着、ヴィクトリアマイルで3着に入るなど、重賞レースでも活躍を見せています。

このように、愛知杯で好走した馬がその後の重賞レースやG1レースで活躍するケースも多く、注目すべきレースと言えます。 

2000m前後の距離適性を生かし、芝の中距離戦線で活躍するケースが多いように感じました。

過去データから分析した好走傾向

1. 栗東所属馬が優勢

 着別度数勝率複勝率
美浦3-2-2-36/437%16%
栗東6-7-7-81/1016%20%

栗東優勢の背景

栗東所属馬の成績が美浦所属馬を上回っている理由として、愛知杯は中京競馬場で開催されるため、栗東トレセン(滋賀県)からの輸送が短く、馬への負担が少ないことが挙げられます。
美浦所属馬は輸送距離が長くなるため、パフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。

出走頭数の違い

出走頭数が栗東の方が多い(101頭 vs 43頭)ことも、栗東優勢の一因です。
出走頭数が増えるほど好成績を残す確率も高くなります。

2. 4歳・5歳馬中心

年齢着別度数勝率複勝率
4歳3-2-2-24/3110%23%
5歳4-4-4-42/547%22%
6歳1-3-2-41/472%13%
7歳1-0-1-8/1010%20%
8歳0-0-0-2/20%0%

4歳と5歳が中心

4歳・5歳馬が好成績を挙げているのは、この年齢層が競走馬として最も充実している時期であるためです。
成長がピークに達しつつ、衰えも見られない年齢です。

6歳以降の衰え

6歳以上になると体力やスピード面での衰えが見られるため、上位進出が難しくなります。
ただし、キャリアの豊富さや経験値から6歳馬でも連対や掲示板内の成績は一定程度見られます。

7歳以上の不利

7歳以上になるとスピード面の衰えが顕著になり、勝ち切るのが難しくなることが数字に表れています。

3. 高斤量馬の信頼感

斤量着別度数勝率複勝率
53kg
以下
2-7-4-74/872%15%
53kg
超え
7-2-5-43/5712%25%

高斤量馬の好成績

53kg超の馬が勝率・連対率で優勢なのは、斤量が重く課される馬が実績上位で能力が高い馬であることを示しています。
特に重賞やオープンで好成績を挙げてきた馬が斤量を背負う傾向にあります。

軽斤量馬の善戦

一方、軽斤量馬は入着するケース(2着・3着)が多く、展開や騎手の戦略がハマった場合に好走しやすいことがうかがえます。
ただし、勝ち切る能力はやや不足している印象です。

4. 前走成績重視

前走
着順
着別度数勝率複勝率
12-3-3-19/277%30%
22-0-1-8/1118%27%
30-1-0-4/50%20%
40-0-1-9/100%10%
52-1-1-4/825%50%
6~3-4-3-73/834%12%

前走1着・2着馬の安定感

前走で好成績(1着または2着)を残した馬は、調子が良く、次走でも好走する傾向があります。特に連対率が高い点は注目すべきです。

前走6着以下の巻き返し

前走6着以下でも3勝を挙げている点から、メンバーやコース適性によっては大きな巻き返しも期待できることが分かります。ただし、全体的な勝率は低いため、前走成績が悪い馬は割引が必要です。

5. G1・G3組の実力発揮

前走
クラス
着別度数勝率複勝率
2勝0-2-0-9/110%18%
3勝3-1-3-29/368%19%
OP0-2-1-11/140%21%
L0-0-1-9/100%10%
G33-2-1-27/339%18%
G20-0-0-4/40%0%
G13-2-3-27/359%23%

G1・G3組の好成績

G1組やG3組の成績が良いのは、重賞実績を持つ能力上位馬がこのレースでも好走しやすいことを示しています。
特にG1帰りの馬は格下げ効果で実力を発揮することが多いです。

3勝クラスの台頭

3勝クラス組が善戦しているのは、ハンデ戦で斤量の恩恵を受けやすいことや、条件馬から一気に能力を開花させる馬がいるためと考えられます。

2勝クラス以下の不利

格下のクラスから挑戦する馬は、能力差が大きいため勝ち切るのが難しくなります。
入着はあるものの、勝率は低めです。

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