チューリップ賞2025|過去10年のデータから読み解く勝利の条件と馬券の狙い目

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春のクラシックへ向けて盛り上がる3月上旬、阪神競馬場で行われるのが「チューリップ賞」です。2025年も例年どおり3月上旬に阪神競馬場(芝1600m・外回り)で開催される予定です。桜花賞(GI)のトライアルレースということもあり、ここからクラシック戦線へ名乗りを上げる3歳牝馬が多数出走してくる大切な一戦となります。この記事では、チューリップ賞の基本情報や、過去10年間のデータから導き出せる傾向・予想ポイントをまとめています。


目次

チューリップ賞とは

基本情報

  • 日程:2025年3月2日(日)
  • 場所:阪神競馬場
  • 距離:芝1600m(外回り)
  • 出走条件:3歳牝馬(馬齢重量)
  • 格付け:GII(以前はGIIIとして行われていたが、近年はGIIとして定着)
  • 桜花賞トライアル:本レースで3着以内に入った馬には、桜花賞への優先出走権が与えられる

レースの概要

  • 阪神・芝1600m外回りは、スタートしてすぐにゆるやかなコーナーへと入っていきます。
  • コーナーがゆったりしているぶん、ペースが落ちにくいのが特徴です。
  • 直線の長さは約473mですが、残り600m付近から下り坂があるため、4コーナー手前からペースアップしやすい点も見逃せません。
  • 逃げ・先行馬にとってはペース配分が重要で、後続の差し・追い込み勢も坂を利用して一気に追い上げてくる展開になりやすいです。

過去の1着馬のその後の活躍

  • 2018年 ラッキーライラック:桜花賞2着、のちにGI複数勝ちを収めるなど、古馬になってからも活躍。
  • 2020年 マルターズディオサ:秋華賞2着など、牝馬路線で奮闘。
  • 2021年 メイケイエール / エリザベスタワー(同着1位):重賞路線で常に話題の中心に。特にメイケイエールは破天荒な走りでも注目を集めました。
  • 2022年 ナミュール:桜花賞で3着、以降も牝馬GⅠ戦線で上位争い。
  • 2023年 モズメイメイ:その後もマイル路線の中心馬として注目されました。
  • 2024年 スウィープフィート:人気薄(5番人気)ながら勝利し、桜花賞へ駒を進めた例として注目を集めました。

チューリップ賞の優勝馬は、その後の桜花賞だけでなく、秋華賞や古馬路線でも活躍している馬が多い印象です。牝馬クラシックの道を進むうえで、このレースが重要なステップとなることがわかります。


過去データから探る傾向

ここからは、過去10年分(2015年~2024年)のチューリップ賞1着~3着馬を対象に、人気・枠番・血統・騎手や調教師・コース適性・前走などのポイントをチェックしていきましょう。チューリップ賞の予想をする際に、ぜひ参考にしてみてくださいね。

人気の傾向

  • 1番人気の馬が強い年が多く、勝率こそ高いですが、2024年には5番人気のスウィープフィートが制する波乱もありました。
  • 過去10年を見ると、1番人気が馬券内(3着以内)を外したのは3回。比較的信頼できる傾向にあります。
  • 一方で、2・3番人気の馬も堅実に好走しており、上位人気馬の決着に収まることが多いものの、時々中穴(5~9番人気)が入ってくる年もあります。
  • 10番人気以下の大穴は、2着・3着に粘り込んだケースがまれにある程度です。

枠番の傾向

  • 阪神の芝1600m(外回り)は、スタート直後が平坦でコーナーまで距離もあるため、外枠が極端に不利になるコースではありません。
  • 過去のチューリップ賞の1着馬を見ると、内・外どちらにも偏りすぎない印象です。
  • ただし、多頭数(16~18頭)になった際には、外目の枠だと先行できないと厳しい場合もあります。

血統の傾向

  • ディープインパクト産駒ハーツクライ産駒など、いわゆる“サンデーサイレンス系”が活躍。
  • 近年ではハービンジャー産駒やモーリス産駒も馬券内に入るなど、新興勢力の台頭も見られます。
  • 母父系では、やはりキングカメハメハクロフネ、さらに欧州系や米国系のスタミナやパワーを持つ血統が目立ちます。

騎手・調教師の傾向

  • 武豊騎手は実績が非常に豊富。メイケイエールやモズメイメイ、スウィープフィートなど、ここ数年の勝ち馬の主戦として名前が挙がっています。
  • 川田将雅騎手ルメール騎手も安定感抜群。
  • 調教師では、中内田充正厩舎高野友和厩舎が複数馬を馬券内に送り込むなど活躍しています。

2-5. コース適性の傾向

  • 前述のとおり、阪神マイル(外回り)は直線が長く、坂の下りを利用して一気に加速できるコース。
  • 脚質は、先行・差し馬がバランスよく馬券に絡んでいる印象です。
  • 極端に遅いペースにならない限り、上がり勝負で決着することが多いので、キレ味のある差し馬に注目が集まります。

前走の傾向

チューリップ賞の上位好走馬がどんなレースを使っていたのか、またどんな脚質で結果を出してきているのかを見てみます。

前走レース

  • 阪神ジュベナイルフィリーズ(GI):この王道レースからのローテは定番で、勝ち馬・馬券内馬ともに多く見られます。
  • エルフィンステークス(L)やクイーンカップ(GIII)こぶし賞(1勝クラス)など、マイル路線のオープン・リステッド・1勝クラスをステップに出走してくる馬が目立ちます。
  • 中には新馬戦や未勝利戦を勝ち上がって一気にここに挑むケースもあり、軽視しきれません。

前走人気と着順

  • 前走で1~3番人気に支持された馬が、そのままチューリップ賞でも好走している例が多いです。
  • 前走着順が悪くとも、阪神ジュベナイルフィリーズのようなGIで上位人気だった馬は巻き返しも十分あり得ます。
  • 新馬・未勝利から挑む馬の場合、前走1番人気で勝ち切った勢いを保っているようなケースが狙い目になります。

前走脚質

  • 前走で先行策から押し切ったタイプもいれば、後方で脚を溜めて直線一気で伸びてきたタイプもいます。
  • チューリップ賞では、直線の坂下りを利用してロングスパートできるため、後方脚質でも十分チャンスがある一方、先行馬もペースを作りやすいコース形態です。
  • そのため、一概に「逃げ有利」「差し有利」とは言い切れず、仕掛けのタイミングがポイントになりやすいでしょう。

まとめ

分析のまとめと見解

  • 人気の傾向:1番人気は信頼度高めながら、時々中穴が台頭。
  • 枠番の傾向:極端な有利不利はなく、ペースや展開しだいで変わる。
  • 血統の傾向:サンデーサイレンス系はやはり強いが、近年は多様化。
  • 騎手・調教師:武豊騎手や川田騎手、中内田厩舎・高野厩舎が注目。
  • コース適性:終盤の下り坂からペースアップしやすく、先行・差しどちらも要注意。
  • 前走の傾向:阪神ジュベナイルフィリーズ組が中心だが、エルフィンSや1勝クラスからの成長馬にも注目。

桜花賞につながる重要な一戦だけに、厩舎サイドも馬を仕上げてくるケースが多いです。上位人気馬に注目しつつも、前走の内容や脚質、枠順などを総合的に判断して馬券を組み立てたいですね。

馬券検討のアドバイス

  • 本命候補:1番人気・2番人気から選ぶのが基本。特に前走GIやL・重賞で上位人気・上位着順だった馬は信頼度高めです。
  • ヒモ候補:前走で好時計で勝ち上がった馬、新馬・未勝利から一気に格上挑戦してくる勢いある馬にも注意。
  • 波乱要素:乗り替わりや、馬場が稍重~重になった場合は、追い込み馬やパワー型血統の台頭にも気をつけましょう。
  • 券種:単勝や馬連・ワイドでも十分楽しめますが、チューリップ賞では人気馬を軸に3連複・3連単で相手を広めに抑える作戦もおすすめ。2024年は5番人気を軸に高配当(3連単169万馬券)も飛び出しており、中穴馬を1頭か2頭おさえておくのがポイントです。

以上が、チューリップ賞に関する過去データと傾向、予想の参考となるポイントのまとめでした。

予想

枠順確定後追記します!

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