ニュージーランドT2025|過去10年データを徹底分析!勝ち馬の特徴と予想のポイントを総まとめ

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目次

1.ニュージーランドトロフィーとは

基本情報

  • 日程:2025年4月12日(土)
  • 場所:中山競馬場
  • 距離:芝1600m(外回り)
  • 出走条件:3歳馬・国際競走(牡牝)・馬齢重量

ニュージーランドトロフィー(以下、NZT)は、例年4月上旬に中山競馬場芝1600m(外回り)で行われるG2競走です。2025年も同時期・同コースでの施行が予定されています。3歳馬・国際競走(牡牝)・馬齢重量で争われます。NHKマイルカップ(G1)への前哨戦という位置づけも強く、マイル路線を狙う有力馬が集結する一戦です。

レースの概要

  • マイル戦の重要ステップ
    NHKマイルカップへと続くマイル路線の登竜門であり、血統や素質に優れた3歳馬が激突します。「前哨戦」という性格上、陣営はこのレースで賞金を加算し、クラシックやマイルG1を目指すというケースが多いです。
  • 過去の1着馬のその後の活躍(主な3頭)
    1. ヤマカツエース(2015年1着)
      • その後、金鯱賞(G2)を連覇、さらに中山記念(G2)など重賞を多数制覇。G1でも上位に来るなど、トップクラスで長く活躍した“出世頭”です。
    2. カツジ(2018年1着)
      • マイル戦線を中心に重賞へ挑戦を続け、スワンステークス(G2)を勝利。NZT勝ち馬らしく、マイル~中距離での切れ味を武器に存在感を示しました。
    3. バスラットレオン(2021年1着)
      • 逃げ脚を武器に日本国内だけでなく海外へも遠征し、2022年のゴドルフィンマイル(G2)を制覇。スピードと先行力で世界の舞台でも実績を残した一頭です。

2.過去データから探る傾向

ここからは、過去10年間(2015年~2024年)のNZTの1着~3着馬を中心に、共通点や傾向を探ります。今回の記事のメインパートですので、ぜひ予想や結果検証の参考にしてください。

過去10年の1着馬一覧(出走年と馬名)

  • 2024年 エコロブルーム(牡3)
  • 2023年 エエヤン(牡3)
  • 2022年 ジャングロ(牡3)
  • 2021年 バスラットレオン(牡3)
  • 2020年 ルフトシュトローム(牡3)
  • 2019年 ワイドファラオ(牡3)
  • 2018年 カツジ(牡3)
  • 2017年 ジョーストリクトリ(牡3)
  • 2016年 ダンツプリウス(牡3)
  • 2015年 ヤマカツエース(牡3)

参考:3着以内馬の前走データも含む主な出走馬

  • 2024年
    • 1着:エコロブルーム
    • 2着:ボンドガール
    • 3着:ユキノロイヤル
  • 2023年
    • 1着:エエヤン
    • 2着:ウンブライル
    • 3着:シャンパンカラー
  • 2022年
    • 1着:ジャングロ
    • 2着:マテンロウオリオン
    • 3着:リューベック
  • 2021年
    • 1着:バスラットレオン
    • 2着:タイムトゥヘヴン
    • 3着:シティレインボー

上記のように毎年個性豊かな馬がそろいますが、ここから統計的な視点で傾向を見ていきましょう。


(1)人気の傾向

  • 勝ち馬は「上位人気」が多いが穴馬の台頭もあり
    過去10年の勝ち馬の人気をみると、1~3番人気が7頭と比較的多めです(例:2024年エコロブルーム=3番人気、2023年エエヤン=2番人気など)。
    ただし、2017年のジョーストリクトリ(12番人気)や2015年のヤマカツエース(7番人気)のように中穴~大穴の激走も見られます。
    • →「堅く決まる年」と「荒れる年」の両パターンがある
    • →上位人気への信頼はある程度高いものの、人気薄も注意が必要

(2)枠番の傾向

  • 内~中枠の勝率が高い
    1着馬の枠番を見ると、1~6枠での勝利が大半を占めています。特に3枠が5回も勝ち馬を出すなど、極端に外枠よりも内・中寄りが好成績。
  • 外枠の不利はコース形態が要因
    中山芝1600m(外回り)は2コーナーまでの距離が短く、さらに下り坂に入る形のため最初のポジション争いが激化しがち。外枠はどうしても外を回らざるを得ず、ロスが大きくなりやすいことが数字にも表れています。

(3)血統の傾向

  • サンデーサイレンス系が安定、ただし多様化も進む
    ディープインパクト産駒(2018年カツジ)やキズナ産駒(2021年バスラットレオン)、ダイワメジャー産駒(2024年エコロブルームが母父Candy Ride)など、サンデー系は相変わらず好走率が高め。
  • 多彩な種牡馬が台頭
    ヘニーヒューズ(2019年ワイドファラオ)やMore Than Ready(2022年ジャングロ)など、マイル適性を持つ外国血統も含め多様な父系が結果を出しています。
    • →「マイルに特化したスピード型」や「サンデー系の切れ味型」どちらでも走れるコース

(4)騎手や調教師の傾向

  • 特定ジョッキーの連覇や独占はあまりない
    勝ち馬の騎手は毎年異なり、横山武史・武豊・M.デムーロ・藤岡佑介など、多彩な顔ぶれが1着になっています。
    • →強い馬に騎乗する“主流ジョッキー”なら十分チャンスあり
  • 関西馬・関東馬ともにまんべんなく活躍
    調教師も西も東もバラけており、どちらか一方に偏る傾向は目立ちません。

(5)脚質の傾向

  • 逃げ・先行がやや優勢
    過去の勝ち馬には、逃げ切り(ワイドファラオ、バスラットレオン、ジャングロなど)や先行策(エコロブルーム、エエヤン)が多く見られます。
  • 中団からの差しも届くが、追い込みは少数派
    2020年のルフトシュトロームや2018年カツジのように、中団から末脚を伸ばして勝利するケースも一定数存在。ただし最後方近くからの“追い込み”での勝ち切りは少なく、前めにつけられる器用さが重要と言えそうです。

(6)前走の傾向

  • 前走レース:重賞G3組 or 1勝クラス組が多め
    • G3(例:シンザン記念、弥生賞、アーリントンCなど)から臨む馬
    • 条件戦(1勝クラスなど)で好走→一気に重賞挑戦という馬
      この2パターンが大半です。
  • 前走人気と着順:上位人気・好走組が中心
    例えば2024年1着エコロブルームは前走シンザン記念で1番人気1着、2023年1着エエヤンも前走1勝クラスで1番人気1着と、前走で人気に応えている馬が多い印象です。
  • 前走脚質:逃げ or 先行で好走していた馬が目立つ
    前走から積極的な競馬をしていた馬が、そのままNZTでも先行力を活かしているパターンが少なくありません。

【前走レース別の一例】

  • 2024年1着:エコロブルーム
    前走:シンザン記念(G3) 1番人気1着 → NZTでも先行策から押し切り
  • 2023年1着:エエヤン
    前走:1勝クラス(中山芝1600m) 1番人気1着 → 引き続き先行して快勝
  • 2019年1着:ワイドファラオ
    前走:未勝利戦1番人気1着 → 逃げ戦法を継続しNZTも逃げ切り

このように「前走でスピード能力を示していた」馬が、そのままNZTでも力を発揮している傾向が読み取れます。


3.まとめ

傾向のまとめ

  1. 人気の偏り
    • 1~3番人気の勝ち馬が多いが、大穴(7番人気以上)も時々出現
  2. 枠順は内~中枠が有利
    • 特に3枠の勝率が目立ち、外枠はやや苦戦
  3. 多様な血統が活躍
    • サンデーサイレンス系以外の“マイル特化血統”も要注目
  4. 逃げ・先行有利の流れ
    • 中山マイルの特性+NZTのペース傾向から、前々で競馬する馬が強い
  5. 前走はG3か1勝クラス好走組が多い
    • 前走人気1~3番手で勝ち負けしていた馬がさらに好走しやすい

傾向の特徴と活用方法

  • 逃げ・先行馬を中心に、内寄りの枠へ入った馬を重視する
    過去の結果やコース形態を踏まえると、最初のポジション取りの重要度が高いレースです。大外枠に入った先行馬は実力馬でもロスを被りやすいので要注意。
  • 上位人気を素直に評価しつつ、中穴馬にも目を配る
    過去10年で大半は上位人気馬が勝利していますが、人気薄の一発もあるのがNZTの面白さ。決め打ちせず穴候補も見逃さないようにしましょう。
  • 前走からマイル戦を使われて先行力を示した馬
    特に芝1600mでの好走(人気+着順)を重視すると、穴でも馬券圏内に突っ込んでくるケースが見受けられます。

以上のように、ニュージーランドトロフィーは「内めの先行力ある馬」が狙いやすい一戦でありつつも、年によっては波乱も起きるレースです。2025年のNZTも、過去のデータや傾向をしっかり分析して予想に臨みましょう。結果を踏まえてNHKマイルカップへの展望を広げるのも、このレースの大きな醍醐味です。

予想

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