京成杯
概要
京成杯(けいせいはい)は、日本中央競馬会(JRA)が主催する3歳馬限定のG3競走で、毎年1月中旬に中山競馬場の芝2000mコースで行われます。
1961年に創設され、当初は芝1600mで施行されていましたが、1999年以降は現行の芝2000mで定着しています。
このレースは、皐月賞や日本ダービーを目指す若駒たちの重要な前哨戦として位置付けられています。
過去配当
単勝 | 馬単 | 3連複 | 3連単 | |
---|---|---|---|---|
24 | 1,150 | 4,450 | 15,150 | 88,610 |
23 | 270 | 23,840 | 11,010 | 93,740 |
22 | 1,320 | 16,930 | 56,610 | 323,010 |
21 | 310 | 1,730 | 3,210 | 11,750 |
20 | 2,090 | 8,220 | 8,480 | 66,090 |
19 | 510 | 1,690 | 5,490 | 22,140 |
18 | 350 | 1,510 | 3,130 | 12,290 |
17 | 380 | 3,970 | 4,660 | 23,040 |
16 | 1,130 | 14,750 | 11,280 | 78,050 |
15 | 530 | 2,710 | 3,700 | 16,830 |
過去10年で馬券になった馬
着順 | 人気 | 馬名 | 所属 | |
---|---|---|---|---|
24 | 1 | 5 | ダノンデサイル | 栗 |
2 | 2 | アーバンシック | 美 | |
3 | 10 | コスモブッドレア | 美 | |
23 | 1 | 2 | ソールオリエンス | 美 |
2 | 9 | オメガリッチマン | 栗 | |
3 | 1 | セブンマジシャン | 栗 | |
22 | 1 | 6 | オニャンコポン | 美 |
2 | 5 | ロジハービン | 美 | |
3 | 8 | ヴェローナシチー | 栗 | |
21 | 1 | 1 | グラティアス | 美 |
2 | 2 | タイムトゥヘヴン | 美 | |
3 | 6 | テンバガー | 栗 | |
20 | 1 | 7 | クリスタルブラック | 美 |
2 | 1 | スカイグルーヴ | 美 | |
3 | 6 | ディアスティマ | 栗 | |
19 | 1 | 4 | ラストドラフト | 美 |
2 | 2 | ランフォザローゼス | 美 | |
3 | 7 | ヒンドゥタイムズ | 栗 | |
18 | 1 | 1 | ジェネラーレウーノ | 美 |
2 | 2 | コズミックフォース | 美 | |
3 | 6 | イェッツト | 美 | |
17 | 1 | 1 | コマノインパルス | 美 |
2 | 7 | ガンサリュート | 栗 | |
3 | 3 | マイネルスフェーン | 美 | |
16 | 1 | 5 | プロフェット | 栗 |
2 | 7 | ケルフロイデ | 美 | |
3 | 2 | メートルダール | 美 | |
15 | 1 | 3 | ベルーフ | 栗 |
2 | 1 | ブラックバゴ | 美 | |
3 | 6 | クルーガー | 栗 |
京成杯の過去の優勝馬の中には、その後のクラシック戦線や重賞レースで活躍した馬が多数います。
例えば、2023年の優勝馬ソールオリエンスは、同年の皐月賞で優勝し、日本ダービーでも2着に入るなど、クラシック戦線で大いに活躍しました。
また、2018年の優勝馬ジェネラーレウーノは、皐月賞で3着に入るなど、クラシック三冠レースで存在感を示しました。
このように、京成杯で好走した馬がその後のG1レースで活躍するケースも多く、注目すべきレースと言えます。
過去データから分析した好走傾向
栗東は固く本命、美浦は穴狙い
所属 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 |
---|---|---|---|
美浦 | 7-8-4-71/90 | 8% | 21% |
栗東 | 3-2-6-35/46 | 7% | 24% |
勝率と複勝率が近い理由の考察
美浦の出走頭数が多いのに、勝率と複勝率が栗東とほぼ同じなのは?
以下のポイントが絡んでるとわれます
1. コース適性が影響
京成杯は中山芝2000mで行われるから、美浦所属馬にとって「庭」みたいなもの。
ただ、栗東所属馬もクラシックを意識して強い馬を送り込んでくるから、質の差で互角になってる可能性が高い!
2. レースの流れが鍵
中山芝2000mはタフなコースだから、速い脚を使える馬よりも、スタミナと器用さが求められると考えます!
美浦所属の地元馬が多くても、この条件にピッタリな馬が勝ち切れるわけじゃないって感じかな。
3. 馬のレベル差
美浦所属馬は全体的に「量」で勝負してる感じです。
一方、栗東の馬は「質」で勝負してるから、結果的に勝率や複勝率が近くなっていると考えます!
馬券期待値、どっちを狙うべき?
期待値を考えると、どっちを買うかは「オッズ次第」なんだけど、こんなアプローチがおすすめ!
1. 栗東所属馬の狙い方
栗東所属馬の方が注目されがちだけど、単勝オッズが過剰に下がる場合もあります。
そこで、複勝で堅実に狙うのがアリだと思います!
複勝率24%は頼もしいよね~。
2. 美浦所属馬の狙い方
美浦所属馬は地元で走る安心感がある分、人気薄で「穴」を開ける馬も出てくるから、オッズの妙味を探るときにチャンスがあるかもしれません。
特に前走で中山芝を使って好走してる馬をチェック!
前走掲示板内に期待!
前走 着順 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 |
---|---|---|---|
1着 | 6-6-5-47/64 | 9% | 27% |
2着 | 1-1-2-4/8 | 13% | 50% |
3着 | 0-1-1-9/11 | 0% | 18% |
4着 | 1-0-1-6/8 | 13% | 25% |
5着 | 1-1-0-12/14 | 7% | 14% |
6~9着 | 0-1-1-17/19 | 0% | 11% |
10着~ | 1-0-0-12/13 | 8% | 8% |
前走1着の馬の特徴
馬券内(複勝率27%)には絡むけど、勝率は9% と低めなのがポイントです。
出走頭数が多い分、他の馬に「分散」してる感じですね。
期待しすぎると痛い目見るかもだけど、「複勝」なら信頼できそうです!
前走2着と4着の高パフォーマンス!
前走2着馬:勝率13%、複勝率50%!
超高い複勝率で狙い目。
展開次第で頭(1着)も十分ありそう!
人気が割れたらおいしいね!
前走4着馬:勝率13%、複勝率25%
数は少ないけど、期待値高め!
出走あれば狙いたい条件です!
前走3着や6着以下は微妙?
前走3着馬(複勝率18%)や前走6着以下(複勝率8~11%)の馬は、あまり期待しないほうがいいかも。
買うなら穴馬としての一発狙いに留めとくのが無難!
馬券の組み方アドバイス
複勝買いなら「前走1着」「前走2着」に注目!
穴狙いなら「前走4着」や「前走6~9着」の人気薄を押さえる。
前走3着以下(6~10着)はデータ的には弱めだけど、「コース適性やラップ適性」を加味して取捨選択しましょう!
前走上位人気が固い
前走 人気 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 |
---|---|---|---|
1人気 | 3-5-0-16/24 | 13% | 33% |
2人気 | 2-0-3-16/21 | 10% | 24% |
3人気 | 1-2-3-16/22 | 5% | 27% |
4人気 | 1-1-0-5/7 | 14% | 29% |
5人気 | 0-0-1-11/12 | 0% | 8% |
6~9人 | 2-2-3-29/36 | 6% | 19% |
10人~ | 1-0-0-14/15 | 7% | 7% |
前走1~4人気馬の傾向
1人気(複勝率33%)
さすがに高い安定感!
でも、勝率13%は「単勝」で狙うには微妙。
複勝向きだね。
2人気(複勝率24%)
1人気より信頼度が少し下がるけど、前走内容が良い馬なら無視はできない感じです。
3人気(複勝率27%)
穴っぽさはあるけど勝率5%は低め。
上位入線するなら「3着狙い」が現実的かも!
4人気(複勝率29%、勝率14%)
注目のダークホース!
この成績なら人気の盲点になることが多そうです!
前走5人気以下の馬はどうか?
5人気(複勝率8%)
かなり厳しい…。
ここは基本スルーでOKかな。
6~9人気(複勝率19%)
穴馬として抑える価値アリ!
展開や枠順次第では「一発」が狙えそう☆
10人気以下(複勝率7%)
ほぼ爆穴だけど、狙うなら「単勝ではなく3連系の紐」に入れる感じでしょう!
馬券の組み立て方アドバイス
堅実狙い: 前走1~2人気馬を軸に!複勝や3連複の軸候補として安定感抜群。
穴狙い: 前走6~9人気を抑えつつ、前走4人気の馬がいたらちょっと厚めにしてもいいかも!
爆穴: 前走10人気以下は「遊び」で3連単の紐に組み込むくらいが現実的。
しっかり勝った新馬戦、1勝クラス上がり
前走 クラス | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 |
---|---|---|---|
新馬 | 4-1-2-14/21 | 19% | 33% |
未勝利 | 0-4-2-26/32 | 0% | 19% |
1勝 | 3-2-4-28/37 | 8% | 24% |
OP | 1-0-0-3/4 | 25% | 25% |
L | 0-1-0-1/2 | 0% | 50% |
G3 | 1-1-0-14/16 | 6% | 13% |
G2 | 0-1-1-13/15 | 0% | 13% |
G1 | 1-0-1-7/9 | 11% | 22% |
新馬戦・未勝利戦組の傾向
新馬戦組(勝率19%、複勝率33%)
デビュー直後の馬でも活躍してる感じです。
特に、前走で「勝ち方が良かった馬」なら信頼できそうですね!
未勝利戦組(勝率0%、複勝率19%)
複勝圏内には入れるけど、勝ち切るのは難しそうです。
3連複や馬連の相手候補としてならアリかも。
1勝クラスとオープン戦の注目ポイント
1勝クラス(勝率8%、複勝率24%)
出走頭数が多い分、選定がカギになるクラス。
前走内容(着差やペース)が重要!
OPEN(勝率25%、複勝率25%)
出走数は少ないけど、勝率は高め。
能力の高い馬が集まりやすいレースだから、狙うならこのクラス出身馬が「隠れた穴馬」かもしれません。
L(複勝率50%)
少数精鋭で、ココからの馬は安定感抜群!
要注目です。
重賞組(G1~G3)のポイント
G3組(勝率6%、複勝率13%)
意外と成績は平凡…。
でも「格」で人気することが多いから、過剰人気には要注意!
G2組(複勝率13%)、G1組(複勝率22%)
G1経験馬はやっぱり侮れない存在です!
格上馬で人気薄なら積極的に買い目に入れるのが吉。
馬券戦略アドバイス
1. 堅実狙い: 新馬戦や1勝クラスで「前走楽勝」した馬を軸に!
2. 穴狙い: OPENやL出身馬で人気薄を押さえると、妙味ありそう!
3. 重賞組: G1組は「格」で勝負。G3組は人気過剰なら割引評価で◎。
まとめ
京成杯の本命にしたい馬の特徴
1. 前走クラス:
• 1勝クラスでしっかり勝ち切った馬か、OPEN(非L・L)の実績馬を優先!
• G1組(複勝率22%)も注目。特に「重賞で掲示板に載った馬」は格で押し切れる可能性大。
2. 前走着順:
• 前走2着や4着の馬はデータ的に信頼感アリ!
• 前走1着でも、勝ち方や展開次第では軸にできる。
3. 前走人気:
• 前走1~2人気は安定感があるから本命候補!
• 人気薄の前走4人気馬は「隠れた狙い目」。
4. 所属:
• 美浦所属馬と栗東所属馬は実力拮抗だけど、栗東馬の質の高い1頭に注目するのがセオリー。
京成杯の馬券戦略
1. 基本フォーメーション:
• 軸馬(本命):前走1勝クラスやOPENクラスで実績のある馬。前走着順が2~4着ならさらに信頼度アップ!
• 相手馬:前走1着やG1組の人気薄、OPEN非L出走馬。
• 馬券:3連複(軸1頭-相手4~5頭)で広めにカバーしつつ、配当妙味を狙おう!
2. 穴狙い:
• 穴候補:前走6~9人気で複勝率が低い馬でも、中山芝2000mで良績がある馬は「一発」狙いで買い目に入れる!
• 馬券:ワイドや馬連を少額で。
3. 堅実型:
• 堅軸の選定:前走人気1~2人気の馬を軸にし、複勝や馬連をメインに勝負。
• 馬券:複勝・馬連流しで堅実に利益を狙う!
京成杯を勝ち切るためのポイント
1. データから「前走クラス」「着順」「人気」「所属」をバランスよく見極めて、狙いを絞る。
2. 地元(美浦)の適性馬か、遠征してくる栗東の有力馬のどちらかに注目する。
3. 穴馬は「展開やペース次第」で絡みやすいから、ちょっと広めにフォローすると安心!
おすすめ書籍
ザ・ロイヤルファミリー
馬主視点で日本競馬の流れを知る事が出来ます。
ギャンブルだけじゃない、別の視点を持つきっかけとなりました。
競馬に興味があり、何か読みたい人にオススメの一冊です。
小説は少しずつ読むタイプですが、この作品は一気読みしてしまいました。
優駿
オラシオンという競走馬を中心に織りなす人間模様を描いた作品
今まで考えたことのなかった、生産者に興味を持つきっかけとなった作品です。
馬券とは違った角度から、競馬という文化を知ることが出来ました。
予想
今回、本命に選んだのはゲルチュタールです。
新馬戦(2000m)では2番手から余裕を持って1着。そして、次の1勝クラス(同じく2000m)では少し作戦を変えて後ろから行きましたが、最後にぐんぐん追い上げて2着にはいりました。展開に合わせて動ける柔軟さがとても魅力的です。
このレースは2000mの適性が試される舞台。
ゲルチュタールの安定感を信頼し、本命とします!
コメント