青葉賞をもっと楽しむ!名馬たちのドラマとレース傾向を解説

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青葉賞

中央競馬のGIIレース、青葉賞。

東京競馬場の芝2400mで行われるこのレースは、日本ダービーへの最終関門として、多くの競馬ファンが注目します。

日本ダービーと同じ距離、同じ舞台で行われることから、毎年大きな盛り上がりを見せるレースです。

デク「青葉賞といえば、ダービーと同じ距離の2400mで争われるトライアルレースなんだ」

アワアワ「そうなんだ!でも、青葉賞からダービー馬は出てないんだよね?」

デク「そう、その通り。面白いジンクスだよな。でも実は、青葉賞から後のGⅠホースが多く誕生してるんだ」

青葉賞の歴史に残る名馬たち

2002年の青葉賞を制したシンボリクリスエスは、その後、天皇賞・秋と有馬記念を制覇し年度代表馬に輝きました。

また、翌年のゼンノロブロイも秋のGⅠ三冠(天皇賞・秋、ジャパンカップ、有馬記念)を達成し、その名を競馬史に刻んでいます。

2010年代にもドラマが満載です。

2010年の勝ち馬ペルーサは、青葉賞圧勝後、日本ダービーで痛恨の出遅れをしてしまい、大波乱を演出しました。

惜しくもダービー制覇とはなりませんでしたが、その後もGIレースで長く活躍し、ファンの記憶に残る名馬となりました。

さらに2012年のフェノーメノは青葉賞を制した後、ダービーでディープブリランテにハナ差の2着。

非常に悔しい結果でしたが、その悔しさを糧に、翌年の天皇賞・春を制覇、さらに翌年も連覇を果たしました。このような名馬たちが青葉賞から巣立っているのです。

また、2011年のウインバリアシオンも忘れてはいけません。

青葉賞を制した後、日本ダービーではオルフェーヴルに惜しくも敗れましたが、その後もGI戦線で常に上位を争い、「無冠の帝王」としてファンから愛された馬でした。

アワアワ「確かにドラマチックなレースが多いんだね!」

デク「そうなんだ。青葉賞は未来のスターホースを見つける楽しみがあるんだよ」

青葉賞を予想するためのポイント

①人気傾向

青葉賞は1番人気馬が非常に安定した成績を残しています。しかし、優勝馬は2~6番人気から出ることが意外に多く、特に4~6番人気の中穴馬が狙い目となっています。近年ではこの傾向が顕著で、馬券の妙味が大きくなっています。

②枠順の傾向

枠順では、内~中枠がやや有利で、特に1枠と5枠が好成績を残しています。

逆に8枠は大きく苦戦している傾向にあり、8枠の馬は過去10年でほとんど馬券圏内に入っていません。

予想の際は、この点も考慮しましょう。

③脚質の傾向

東京の長い直線を考えると、基本的には差しや追い込みタイプが有利となっています。

しかし、逃げ馬が不在のレース展開になると、前残りの可能性も出てきます。

近年ではリオンリオンが逃げ切り勝ちを収めるなど、展開次第では逃げ馬にも注意が必要です。

④血統の傾向

血統的には、中長距離に強いサンデーサイレンス系やキングカメハメハ系が好走しています。

特にディープインパクト産駒、ハーツクライ産駒、オルフェーヴル産駒などが注目です。

また、母系に欧州長距離血統を持つ馬も、この舞台で活躍しています。

⑤前走レースの傾向

青葉賞を予想する際、前走のレース内容は非常に重要です。

特に近年は、前走条件戦(1勝クラス)を勝利して勢いに乗る馬が青葉賞でも好成績を収めるケースが目立ちます。

アザレア賞やゆきやなぎ賞など、2400m前後の距離で好走した馬は、青葉賞でも信頼度が高いと言えます。

また、未勝利戦から直接青葉賞に挑んで好走する馬も稀におり、距離適性や素質の高さが重要です。

一方、重賞組にも注目です。

特に弥生賞や共同通信杯など皐月賞トライアルで善戦した馬が青葉賞で巻き返すケースがあります。

これらの馬は重賞で揉まれた経験があり、条件戦組と比較しても競争レベルが高いため、馬券検討の際には必ずチェックしたいポイントです。

アワアワ「予想のヒントがいっぱいだね!デクはどこを重視する?」

デク「やっぱり血統と前走の勢いだな。あと、馬の成長力も重要だ。まだ若い馬たちだからな。ここでグンと成長する馬がよく現れるから、そこが面白いんだ」

まとめ

青葉賞は、単なるダービートライアル以上に、多くのドラマと可能性が詰まった魅力的なレースです。

今年はどんな物語が生まれるのでしょうか。

未来のスターホースが誕生する瞬間を、ぜひ現地やテレビの前で楽しみましょう。

歴史と傾向を踏まえて、観戦がより深く楽しめること間違いなしです。

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