三冠馬のあり方【ナリタブライアンが残した記録】

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アワアワ

ねえデク、なんでナリタブライアンが三冠馬の基準を引き上げたって言ったの?

デク

いい質問だな。
ナリタブライアンの強さは、ただ三冠を取っただけじゃない。
圧倒的な勝ち方で、競馬の世界に衝撃を与えたんだ。

目次

第一章 圧倒的なレース内容

ナリタブライアンの三冠達成は、どのレースもぶっちぎりの圧勝だった。

  • 皐月賞(2000m) → 3馬身差 のぶっちぎり。
  • 日本ダービー(2400m) → 5馬身差 のぶっちぎり。
  • 菊花賞(3000m) → 7馬身差 のぶっちぎり。
アワアワ

全部3馬身以上の圧勝!?
そりゃすごい!

デク

そうだろ?
普通の三冠馬は、どこかのレースで接戦になったりするものなんだ。
でもナリタブライアンは違った。
三冠全部が“圧勝”だったんだ。

例えば、歴代三冠馬のシンボリルドルフやミスターシービーは、接戦で勝ったレースもあった。

でも、ナリタブライアンは全部のレースで 「これが三冠馬だ!」 という圧倒的な勝ち方をした。

第二章  「三冠馬=最強」のイメージを決定づけた

三冠馬というだけで強い馬なのは間違いない。

でも、ナリタブライアンの登場で「三冠馬=最強」というイメージがさらに強まった。

アワアワ

今までの三冠馬も強かったんじゃないの?

デク

もちろん強い。
でも、ナリタブライアンは最強の象徴になったんだ。

理由の一つは、兄ビワハヤヒデとの比較だ。

ビワハヤヒデは前年に菊花賞を勝ち、翌年は 天皇賞(春)と宝塚記念を圧勝。

ファンの間では「無敵の兄貴」と呼ばれていた。

ところが、その兄の実績すら霞むくらい、弟ナリタブライアンの三冠が衝撃的だった。

アワアワ

兄がすごいのに、弟はさらにすごいなんて、すごい話だね!

デク

そうだな。
だからこそ、ナリタブライアンの三冠が“史上最強の三冠”と呼ばれるようになったんだ。

デク

兄ビワハヤヒデについても気になるところだが、それはまた別に話そうか。→ビワハヤヒデの物語はこちら

第三章 ナリタブライアン以降の三冠馬が比較されるようになった

ナリタブライアンの圧倒的な強さは、その後の三冠馬にも影響を与えた。

例えば、次の三冠馬ディープインパクト(2005年)のときも、ファンはこう思った。

「ナリタブライアンと比べてどうなの?」

ディープインパクトは、皐月賞・ダービーを楽勝し、菊花賞では7馬身差の勝利。でも、それでもなお「ナリタブライアンとどっちが強い?」という議論が起こった。

アワアワ

あのディープインパクトでさえ、ナリタブライアンと比べられたの!?

デク

そういうことだ。
それくらい、ナリタブライアンの三冠が特別だったんだ。

さらに、オルフェーヴル(2011年三冠馬)のときも「ナリタブライアン級か?」という基準で語られた。つまり、ナリタブライアンが「三冠馬の基準」を 圧倒的な強さで引き上げてしまったのだ。

第四章 競馬界のトレンドを変えた

ナリタブライアンの異次元の強さは、競馬界にも影響を与えた。

  • 「三冠馬になるなら、ただ勝つだけじゃなく圧勝しないといけない」
  • 「三冠馬でも、ナリタブライアン級じゃないと“最強”とは言えない」
  • 「三冠を狙う馬には、 よりスピードとスタミナを兼ね備えた能力が必要」

その結果、育成方法や血統の選び方も変わり、よりスピードのある馬が求められるようになった。

アワアワ

つまり、ナリタブライアンが強すぎたから、競馬界の“基準”が変わっちゃったってこと?

デク

その通り。
ナリタブライアンは、ただの三冠馬じゃなくて、競馬の歴史を変えた馬なんだ。

最終章 最強の三冠馬

ナリタブライアンが「三冠馬の基準を引き上げた」と言う理由は、

① どのレースも圧倒的な勝ち方をした(3馬身、5馬身、7馬身)。

② 「三冠馬=最強」というイメージを決定づけた。

③ ナリタブライアン以降の三冠馬が、彼と比較されるようになった。

④ 競馬界のトレンドが変わり、よりスピードとスタミナを兼ね備えた馬が求められるようになった。

アワアワ

なるほど!
だからナリタブライアンは“特別な三冠馬”なんだね!

デク

ああ。
競馬界の歴史を動かした馬だからな。
そして、その流れは今も続いている。

ナリタブライアンが作った「最強三冠馬の基準」は、ディープインパクト、オルフェーヴル、コントレイル、イクイノックスといった後世の名馬たちにまで影響を与え続けているのだ。

アワアワ

そっか……
伝説は、血統だけじゃなくて、競馬の考え方そのものに影響を与えて続いていくんだね!

デク

そういうことだ。
そして、これから先もナリタブライアン級の三冠馬が現れるたびに、彼の名前は語り継がれていくだろう。

こうしてナリタブライアンは、競馬界の 「三冠馬の基準」そのものとなり、未来へと受け継がれていくのだった。

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