単勝1倍台は鉄板じゃない…けど、やり方次第で夢は見られる!
競馬ファンなら、一度はこう考えたことがあるはずです。
「1万円を複勝転がしで100万円にしたい」
当たった複勝の払い戻しを、次のレースに全額つぎ込む。
的中を積み重ねれば、資金は雪だるま式に増えていく。
シンプルだけど、妙にワクワクする戦法です。
そこで浮かぶのがこの発想。
「単勝1倍台の馬だけ選べば、ほぼ当たるんじゃない?」
人気も実力もある馬。
複勝ならまず外さないはず。
…そう思いたくなりますよね。
でも、10年分のデータを見れば、必ずしもそうとは限りません。
10年分の成績(8頭以上出走レース)
芝
1着 | 1,715 |
---|---|
2着 | 705 |
3着 | 359 |
4着 | 246 |
5着 | 128 |
着外 | 312 |
総数 | 3465 |
勝率 | 49.5% |
複勝率 | 80.2% |
ダート
1着 | 1,805 |
---|---|
2着 | 744 |
3着 | 415 |
4着 | 199 |
5着 | 145 |
着外 | 348 |
総数 | 3656 |
勝率 | 49.4% |
複勝率 | 81.1% |
5回に1回は外れる…でも逆に言えば?
複勝率80%という数字は、逆から見れば5回中4回は当たっているということ。
さらに、過去10年の複勝率は平均80%前後で安定。
最高:2024年 82.8%
最低:2016年 78.9%
年によるブレは4%程度しかなく、これは複勝転がしにとって大きな安心材料です。
ゴールは1万円→100万円(オッズ1.1倍・端数切り捨て想定)
オッズ1.1倍で100円未満を切り捨てながら転がす場合、
1万円を100万円にするには49回連続的中が必要です。
端数切り捨て無しの理論値は48.3回ですが、
実際の馬券では配当端数が発生するため、
現実的には49回が目安になります。
成功確率はどのくらい?
複勝率80%の馬で49回連続的中する確率は…
0.8⁴⁹ ≒ 0.0000011(0.00011%)
数字だけ見れば、かなり低く感じます。
しかしこれは「全レースから無作為に選んだ場合」の話です。
80%という数字をどう捉えるか
複勝率80%は、単なる数字ではありません。
10回に8回は的中するという安定感は、他の条件では滅多に見られない高さです。
もちろん残りの2回は外れます。
ですが、その「外れる2回」がいつ来るのかを避けながら、的中を積み上げるのが複勝転がしの本質です。
外れは必ずやってきます。
だからこそ、「4回当たる」という側面に注目し、どう連続させるかを考えることが重要です。
過去10年で複勝率はほぼブレず、安定して80%前後。
この安定感を軸に、49回の的中をどう積み上げるかが勝負になります。
まとめ
単勝1倍台は鉄板ではない。
5回に1回は外れる。
でも、その裏には4回は当たるという大きな強みがある。
しかもこの複勝率は10年間ほぼ変わらず、平均80%前後で安定している。
大事なのは、この安定感をどう活かすか。
条件を見極め、外れる確率を少しずつ削っていくこと。
その積み重ねが、1万円から100万円への道を現実にします。
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