禁ギャン日記3

禁ギャン生活を始めて7日が経った。人間慣れるものでいつしか競馬の事を忘れる事が多くなった。競馬というよりも金というべきか。禁ギャンを始めた頃は競馬から金を連想してしまった。オッズがこれくらいつくから、これだけ賭ければいくら儲かるな、みたいな感じで。とにかく目先のプラスを手にする事ばかり考えていた。僕は肉を切って骨を断たれていたわけである。とほほ。

ところが最近は金のことも考える事もなく、今ある金の価値に重きを置くようになった。過去の負けに拘らなくなったというか、プラスにしたいという衝動が起きにくくなったような気がする。その代わり物欲が増えた。以前までは特にこれがほしい、あれが欲しいという気持ちが無かったのだけれど、少しだけ欲しいなぁという気持ちが生まれた。かと言って衝動的に物を買ったり体験する訳ではないんだけれど。いままでギャンブルでパンパンだった心に少し余裕が出来てきたのか、物事を楽しむ余裕が出来てきたように思える。最近当たり前のようにギャンブルを毎日やっていて、感覚がバグっていたのかもしれない。冷静に考えれば、中央競馬をやる人は毎週末しかやらないのに、地方競馬を合わせれば毎日やっている。そんなに期待できるレースなんてあるはずないのに、目先のプラスを追いすぎて頭がおかしくなっていた。分かっていても辞められないのがギャンブルなんだろうけど。

となると僕にとっての正攻法は見えてくる。今まで通りの本命狙いでいいのだ。穴狙いの乱打法は合わない。もともと感覚的に分かっていたことだけど。馬券を買ってる時は冷静なつもりでも、気付かない内に熱くなって心のコントロールが聞かなくなるんだよな。そらが負けるタイミング。勝ちたいならもっと心を強く持たなければならない。それができりゃあ苦労しねぇ…！なんだけど。

あとまあ、本当に時間に余裕が出来たよね。競馬ってレースはすぐに終わるけど、馬券を買うまでに時間がかかるよね。冷静な時はパッと見てチャッチャと馬券買って終わりなんだけど、熱くなると時間かかっちゃう。またそれも負けフラグ。じーっと出馬表見て、オッズと睨めっこして、結局馬券買わないパターンもあるしね。

熱くなってるかどうかの見分け方って、馬券買うまでの時間ってあるよなぁ。馬券買わなかったら、次のレースまでまた同じことの繰り返しになるし。ほんとギャンブルに熱くなってもいい事ないね。

そういう時に限ってハズレを引くのもお約束だしさ。よよよ…